その喉の痛み、実は身体の『守りすぎ』が原因かも?インフル流行期に知っておきたい免疫の話

こんにちは。

今年もインフルエンザが本格的に流行していますね。周りでも喉の痛みや高熱で苦しんでいる方が増えてきました。

病院の待合室も混雑していて、「今年は特に強力なウイルスなのかな…」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください。

その辛い症状、実はウイルスそのものが引き起こしているわけではないんです。

本当の「犯人」は、私たち自身の免疫システム

驚かれるかもしれませんが、インフルエンザや風邪で感じる辛さの大部分は、ウイルスや細菌が直接引き起こしているものではありません。

実は、自分自身の免疫システムが「守ろう」として過剰に攻撃することで起きている症状なんです。

例えば:

喉の痛み → 免疫細胞がウイルスと戦うために炎症物質を大量に放出。その結果、喉の粘膜が腫れて痛みが出る

高熱 → ウイルスを倒すために、身体が意図的に体温を上げている。ウイルスが熱を出しているわけではない

倦怠感・だるさ → 身体がエネルギーを免疫活動に集中させるため、他の活動を制限している状態

つまり、私たちが「病気の症状」と思っているものの多くは、実は身体が必死に守ろうとしている証拠なんです。

免疫の「暴走」が命を脅かすことも

ここで、もっと深刻な話をしなければなりません。

インフルエンザで重症化したり、時には命に関わる状態になるケースがありますよね。

その多くは、「サイトカインストーム」と呼ばれる現象が原因なんです。

サイトカインとは、免疫細胞が放出する「指令物質」のようなもの。通常は「ここにウイルスがいるぞ!攻撃せよ!」と適切に指示を出します。

ところが、何らかの理由でこのサイトカインが制御不能なほど大量に放出されてしまうことがあるのです。

すると…

  • 免疫細胞が暴走状態に
  • ウイルスだけでなく、自分自身の健康な細胞まで攻撃し始める
  • 肺や臓器がダメージを受け、呼吸困難や多臓器不全に

これがサイトカインストームです。

新型コロナウイルスでも話題になりましたが、実はインフルエンザでも起こりうる現象。若くて健康な人が突然重症化するケースの背景には、この「免疫の過剰反応」があることが多いのです。

守るための仕組みが、逆に身体を傷つけてしまう。

なんとも皮肉なパラドックスですよね。

「鼻うがい」にも落とし穴が…

さて、インフルエンザ予防として「鼻うがい」を勧められたことはありませんか?

確かに、鼻の中のウイルスを洗い流すという発想は理にかなっているように思えます。

でも、実は温かい水での鼻うがいはあまりお勧めできません。

その理由は…

温かい水が、鼻の粘膜から水分を奪ってしまうからです。

鼻の粘膜は、常に適度な湿り気を保つことで、ウイルスや細菌の侵入を防ぐバリア機能を果たしています。

ところが、温かい水で洗うと:

  • 粘膜表面の水分が蒸発しやすくなる
  • 温度刺激で粘膜が傷つくリスクも
  • 本来のバリア機能が低下してしまう

「予防のため」にやっていることが、実は身体の防御システムを弱めている可能性があるんです。

どうしても鼻うがいをする場合は:

  • 生理食塩水を使う
  • やりすぎない(1日1回程度)

そして何より、無理に行う必要はありません。

身体には、もともと素晴らしい防御機能が備わっているのですから。

免疫と「上手に付き合う」ために

ここまで読んで、「じゃあ、どうすればいいの?」と思われたかもしれません。

大切なのは、免疫を「抑える」ことではなく、「暴走させない」ことです。

具体的には:

  1. 十分な睡眠をとる 睡眠中に免疫システムは調整されます。睡眠不足は免疫バランスを崩す最大の要因
  2. ストレスを溜めない 慢性的なストレスは、免疫の過剰反応を招くことがわかっています
  3. 適度な湿度を保つ 部屋の湿度を50〜60%に保つことで、鼻や喉の粘膜を守る
  4. 「やりすぎ予防」をしない 過度な消毒や、身体に負担をかける予防法は逆効果になることも
  5. 身体の声を聞く 「ちょっと疲れたな」「喉が乾燥してるな」というサインを見逃さない
  6. 毎日の自己指圧をして感受性を弱める(丸太などの自己指圧器具を使って手軽に毎日コツコツと行う)
  7. 免疫システムを信頼しながら、優しくサポートする。これが、一番大切な姿勢なのかもしれません。

身体は、いつも私たちを守ろうとしている

今日お伝えしたかったのは、

私たちの身体は、常に私たちを守ろうとしている

ということです。

喉の痛みも、発熱も、だるさも。

すべては「あなたを守りたい」という身体からのメッセージ。

でも、「守りすぎる」ことが、かえって不調を招くこともある。

サイトカインストームのように、過剰な防衛反応が自分自身を傷つけてしまうことさえあるのです。

だからこそ。

免疫システムを敵視するのでもなく、盲信するのでもなく。

ただ信頼して、優しくサポートしてあげる。

それが、この冬を健やかに過ごすための、一番のカギなのかもしれません。

どうぞ、ご自愛ください。

皆さまの冬が、穏やかでありますように。


いかがでしたか?この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。

あなたの身体の声、最近聞いてあげていますか?コメント欄で教えてくださいね。

免疫を強くしたい風潮ですが強すぎるのも大変だということも頭の隅に置いておいてくださいにっこり

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